2000年 江守 美絵プロフィール

12月16日生まれ

パワフル、ゴージャス、そしてラブリー。一見するところ、花よりだんごだが、やっぱりどう見ても花よりだんご。ビール好き。ちょっとセクシー。ドイツのフラワーデザインに魅せられて、ほんとにドイツまで行っちゃったバイタリティの持ち主。



■花との出会い(らしきもの...)。
幼いころによく父に連れられて山に行っていました。山には、いろんな花が咲いていました。いろんな色、いろんな形、背が高いもの低いもの、いい香りがするものしないもの...。同じ赤色でもいろんな赤色があり、同じ種類の花でも一つとして(微妙にですが)同じ形のものはありませんでした。
私はそんな花たちが自然と好きになりました。
あるとき花の名前が知りたくて植物図鑑を買いました。もう、うれしくてうれしくて、それからは庭に咲いてる花や、道端に咲いてる花などとにかく目に付いた花の名前を調べるのが日課となりました。
その後、実際に花を育てるようになり、花を売るようになり、創るようになりました。 そして今、ドイツで、あらためて花の勉強をしています。



■なぜドイツか?
花のアレンジが気に入って買った初めての本が、ドイツ語の本だったんです。以来、ドイツが気になってしまい、言葉もわからんときに(今も苦労してますが...)、一度ドイツに来てみてこの国のことがすっかり気に入りました。
あと、ドイツのフラワーアーティストという本の中で紹介されている『ウルズラ・ウェゲナー』さんの言葉の中に、“花は、それ一本で完成した美しさをもっている”と“自然物は生きていようと命が絶えていようと申し分のない姿である”というのがあって、それがとても心に残りました。こんな考え方の国で、花の勉強をしたい!と、思ったんです。
ドイツ人の花に対する考え方は好きです。決して、オシャレとかいう感じはしないのですが、自然をそのままで美しいと思えるとこが、私は好きです。
家の近所に森があるんですけど、そこは自然そのものって感じで、本当にいいとこです。 今こうして振り返ってみると、私の原点(原体験)は花屋の花ではなく、自然に生えてる花だったんだと思います。    
2000年 6月 江守美絵