日本のみなさま、あけましておめでとうございます。
いよいよ2003年の始まりです。今年もどうぞよろしくお願いします。
昨年は一昨年同様、愚痴や、嫌なこと、むかつくことよくを書いておりましたが、今年は、そう、この新年第一番目の日記には、
“エモリミエ、合格おめでとう!!”
という、めでたい事柄からはじめることが出来ました。
これもひとへに、みなみなさまのおかげです。
暮れも押し迫った12月31日、試験の結果はあっさりと、私が用事で外出しているときに郵便配達のお兄さんによって運ばれて参りました。
私が用事を済ませて帰ってくると、“はい、美絵”と、シェフから手渡されたものが・・・。
それを見た瞬間、
“えっ、なになに??合格?いけてんの?まじで?うそ???”
って少し、混乱状態。
それとは逆に、周りの反応は、イマイチで、みんな普通に世間話をしていました。
“ちょっとまってよ!これのせいで、私は中耳炎になるわ、何回も夢に見て、おかしくなるわ、イライラするわ、彼氏とケンカはするわ、大腸はおかしくなるわ、そんでもってインターネットで大腸の病気とか調べてますます不安になって、眠れなかったわ、もう!!!・・・”
そこまで、私がおかしくなるのも滅多にないのに・・・。
まぁ、テストの点は、よくはなかったけど、私のあのときの精神状態と、その後におこり続けた数々の体調不良を引き起こしたストレス!それらを含めて考えると、
いま、私は、有森ゆう子さん状態です!
“自分で自分をほめてあげたい!!”
あぁ~新年早々、明るい話題でよかった!
といっても、実はまだまだ気が抜けなくって、このあと、約一ヶ月後に口頭による試験と、実技の試験があるのです。
筆記だけで浮かれていてはいけないのですが、私の中であまりにも、
“試験の問題が理解できない!言葉わかんない!”
等々が、悔しくて悔しくて・・・つらかったんでついつい・・・はい・・・。
まぁ、それは、ドイツに来てまで私が好きでやっているのだから仕方ないんですが。
気を取り直して、とりあえず、他のも頑張っていきます。
2003年が、みなさまにとってもよい年でありますように・・・。
筆記試験の合格とともに、私のドイツでの最初の修行が終わりに近づいています。
ここまでで、滞在期間はざっと2年半ちょっとというところでしょうか・・・。
なんだかとても中途半端だな~、長いとも短いとも何とも言えない・・・。
まぁ、でもそんな私もいろいろとドイツでの楽しみというものにも出会うことができ、今、ちょうどはまっていることがあります。
“う~ん、ドイツもなかなかええやんか!!!”
で、その“はまりごと”というのは、「散歩」です。
ただの散歩だけど、これが意外に気持ちよくって最近の日曜日の日課となりつつあります。
ドイツは、ご存じかもしれませんが、モリモリモリ森の国です。
フライブルグあたりの通称“黒い森”などは、世界的にも有名かと思いますが、ミュンヘンもドイツで3番目の都市のくせに、川、湖、池、森、林、草原などの自然がそこここにやったらめったらあります。
車で1時間もかからないようなところが、もう大自然だったりします。
考えてみたら日本でも、そうだったかも知れなかったけど、少なくとも日本にいたときは、散歩なんて楽しくなかったのはなんでかな。
ここは、最高に日当たりのいい場所に一個だけベンチがあり、ここで冬の太陽を浴びながらぼっけ~~~と寝ころんでいるのがすごく気持ちいい!
もちろん“ドイツ、冬、極寒、雪、マイナス気温、冷え性、寒がり”なので、コート、手袋、マフラーその他、装備は要りますが、
“あぁ~本当に、なんかドイツもいいやん!”
と思える私のお気に入りです。
また、何時行っても人気はほとんどなく、たまに馬に乗った人がパカパカパカパカッッッッと過ぎ去るのみ・・・。
“くぅ~~~たまらん”
ここに来るのは、もちろん彼氏とで、2人たわいもない話をしながら、1時間から2時間くらい歩いたり、休んだり、ぼっけ~~~と座ってみたりの散歩です。
こんな事書くと、エモリさん、いったい歳いくつ?ですよね。
28歳です。はずかし。
もちろんフローリストになりかけの私は、森の中での自然植物観察もかかせませんよ!
これも、散歩のメインのひとつですからね。
たまに草とか、実とか、枝とか、採ったり拾ったりして、家でなんか作って遊んでいます。
散歩がてら花とか木とか見ながら、おいしい空気を吸って自然満喫!
エモリミエの最近の休日でした。
写真は、全体、少しアップ(真ん中にベンチがあって彼氏が座っていいる)と、なんかしらんが、枝に違う木の葉がひっついてしかも“つらら”ができていた可愛い葉っぱ。
以上を送らせてもらいました。
それではまた。