猛暑のなか、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
ドイツは、昨日まで、34度前後の暑い毎日でしたが、昨日夕立がおこって以来気温は、ぐっと下がり、今日は20度前後でした。
涼しいのは良いけど、あまりの気温差には体がついていきません!
こっちは、衣替えがないので、寒くなるとみんなトレーナとか軽めのジャケットを羽織ったりしています。
でも、暑い日本に比べたら、マシですね。
さて、8月から私にも後輩ができました。
ベトナム人の子です。(シェフは私の入店以来、これから店を「インターナショナルにしていく!」ってはりきっているのです)
私は、1年先輩として、仕事を教えなければいけませんが、これが簡単にいくはずなどなく、ただ今第二のドイツ語の壁に直面してます。
今までは、みんながわかってくれようとしてくれましたが、教える立場は、やはり教えないといけないわけで、私のドイツ語ではうまく伝わらない事も多多あり、なんとも、やりきれない思いです。
もともと、教えるって事もあまりうまくないし・・・。
ねぇ~~~。
あと、トーマス(車の教習所の教官)と車に乗っていて、運転中にドイツ語で説明されると、運転に集中できず、速度落ちたり、エンストしたり「運転&ドイツ語!なんて2つの事に集中できるか!」なんですけど、私の性格上、、生ぬるい所にいると本当に怠けきってしまうので溶けてしまうんです。
だから、第二の壁の登場も自分を怠けさせないための、いつも、ぎりぎりのところでやって、これを有難い試練と受け止めよう思っています。
でも、ときどき、トーマスったらキツクって、こないだの時は、停止せんでもいいの所で停止した私に、
「何さらしとんねん!」っぽいこと言ってくれちゃいました。
そして、半泣きになる私・・・。
まぁ、いろいろありますが、なんとかやってます。
そう言えばもうすぐ滞在許可の更新日です。
これも厄介な手続きなのですが、ドイツでは何かといろんな紙が必要で、許可をもらうのもいちいち面倒な手続きを踏まないといけません。
お役所の役人さんたちは、びっくりするくらい愛想&態度&仕事ぶりが悪く、
「どないしたいねん!」って思うけど、
これは、外国に住む外人が強い立場に出れるわけもなく、怒りを押さえてできるだけ、穏やかに事を済ませないといけませんね。
そんないろんな時にも「外人だなぁ」と思うことがあり、壁はいろいろあるもんだ!ってとこでしょうか・・・。
ではまた。

美絵

先週の木曜日、いつものように教習所の路上練習がありました。
トーマスと、私と、いつもの小さい車で練習してたのですが、私は、教習中にいらんところで急ブレーキを踏んでしまい、トーマスにめっちゃ怒られました。
ドイツ語の響きってちょっとキツく聞こえるように思うのですが、そんな言語で、でかい声で怒られたら、もう「ごめんなさぁぁぁぁぁい!!」て感じです。
私は、そのとき急にいろんな思いが込み上げてきて、がらにもなくボロボロ泣いてしまったのです。 トーマスは「大きい声を出すつもりはなかったし、私の間違いだった・・・申し訳ない・・・」って何回か謝ってましたが、ちがうねんなぁ・・・。なにか・・・。
次の日、彼とご飯に行って、その事を話したのですが、
彼は「美絵はなんにも悪くない!悪いのは教官だ!誰でも最初は間違いをする!」っていってくれたのですが・・・それもちがうねん・・・そうじゃないのよねぇ・・・・・・。
私が泣いた理由ってのは。“自分に悔しい!”ってこと。
ドイツ語ではなかなか当てはまる単語がなく、似たような言葉で説明しても、ほとんどのドイツ人は理解してくれません。
なぜなら彼らには、そういう感情を持つことが少ないから・・・。
自分にどうこうというよりも、まずはまわりの状況がどうとか、他人がどうとか・・・って考えはるみたいです。
う~ん・・・国が違えば、言葉も価値観もすべて違ってきますが、海に囲まれた国と、大陸とでは、本当に大きな差がある気がします。
でも、私は日本人でよかったって思うし、強さやタフなものより、人に気遣う気持ちとか、思いやりとか、やさしさを持って生きたいなって思うのです。
でも決してこっちの女性がみんな“やさしくない!”って訳じゃなくって、ドイツにいる多くの人々のイラダチの出し方が外側に対してで、私は内側にだしてしまう、それだけの違いなのです。
どっちが、いいのでしょうかね・・・。
そんな事があって、思いっきり泣いて気が済んだあと、ドイツ語の勉強をしてみました。
「なんで、世界には何カ国語もあんねん・・・」
って、イラダッてみたところで、ど~にもなりません。なら、こればっかりはやるしかないのですね・・・。ドイツ語!
では、また・・・。