こんにちは。
日本の方々いかがお過ごしでしょうか?
最近、友達のメールや実家の母から“寒い”の一言がよく使われており、日本も寒いねんなぁ・・・と漠然と思っております。
ところがドイツ、ここミュンヘンは寒くないんですねぇ~~~。
去年の今頃は日中でもマイナス5度とかだったのに、今年は今頃ようやく初霜!って感じでとても、ゆっくりしている冬の到来です。
個人的には
“このまま冬が来なくてもいい!!”
けど、そういうわけにはいかんやろうからねぇ・・・。
試験が終わって、私は今、KRANKです。
クランクとは、たぶん日本ではクランケと言われていると思う、病人のことです。
前に書いたと思うけどこっちでは、風邪で~す!熱あります~!で病院に行くと、診断の結果何日まで仕事が休めるという証明書を医者が書いてくます。
それを会社に渡すと、仕事が有給で休めると言った日本にはないであろう、システムがあります。
システムと言っていいのかわからんけど、今、私はそのシステムを使い4日間仕事休み状態です。
テスト前に少し風邪気味やって、テスト後気が抜けたのと、まだまだ続くストレスで本格的な風邪になり、声が枯れ、ずっと微熱有り状態でした。
それでもいつものように仕事をし、毎日を過ごしていたある日の夜、突然“耳が痛い!”と言って起きたのです。
「耳が痛い!耳が痛い!」
とベットの中でうなっていた(もちろん日本語で)らしく、それを聞いた彼氏が(その日ちょうど彼の家で寝むっていた私)
「何?どこが痛い?耳って、どこ?」
としきりに聞いてきてました。
しかし彼は日本語の“痛い”という言葉は理解していたけど、“耳”が何かわからんかったらしく、
「耳ってどこやねん!ドイツ語で言ってくれ」
と言われました。
“私は耳が痛いんじゃぁ!!”
無理もないよな・・・寝てる最中に寝言かうわごとかなんかで、ドイツ語は使えません。
で、結局その日に病院に行ったら、案の定、
“中耳炎ね”
といわれ、私は今耳が痛いです。
中耳炎は子供の頃何回かなった覚えがあって、痛いってことしか頭になかったけど、大人になってからも、そうあれはメリーさんのところでお世話になっていた時期、かかりました。
きっかけはインフルエンザで、熱もひき、ようやく元気!になってくるころ、突然耳に異常が現れて、病院に行ったら、
“中耳炎です!!”
あのときはかなりひどかったらしく、めまいにも襲われ、週に一回の静脈注射を定期的に行い完治までに2ヶ月とかかかりました。
あのころの痛い思いとそれに付随するもろもろの経験をここドイツ、ドイツ語で体験するのかと思うと、涙が出てくるほど嫌です。
先生に
「原因は何でしょうか?」
と聞いたところ、
「う~ん、まぁ、不運だったのでしょう」
とのこと。
“不運だけでなりたくないわ!”
今は少し、なにもかもお休みしています。
薬を飲まなきゃいけないのもすごく嫌ですが、耳が痛いのも嫌なので静かに、出来るだけおとなしく生活しています。
試験からその後、どばぁ~と体がしんどくなっています。
今も、結果待ちの状態で、体、頭のどこかが常に緊張状態。
よわっち~えもりさんです。
本当に、ここまで神経が参っているのは初めてです。
精神の鍛錬を行わなければ・・・。
あぁ~ドイツ、あぁ~ドイツ語、あぁ~試験。
もうすぐ、私は28歳になりますねぇ・・・。
では、又。
これは、ある一日の出来事です。
朝、いつものように6時30分、音量大でラジオが流れ出します。
“むっす~”と目が覚め、そのあと携帯の目覚ましが5分後になりだし、やっと起き出します。
昔から寝起きの機嫌は相当悪く、この日も変わらず、“ぶっすーーーーー!”とした顔で起き、鏡を見てハッと我に返るのです。
目覚まし代わりのラジオは家を出る直前までつけっぱなし、あたりまえですがドイツ語でのニュースなどを聞いて、一応、朝からドイツ語の勉強です。
その日も、いつものようにラジオを聞き流しながら準備に追われていると、
“今年の12月は100年に一度あるかないかの寒さとなるそうです・・・”
との放送が。
「はぁ???今なんて?100年に一度?寒い?」
ふざけんな!って感じです。
「私、ずっとドイツにいるわけじゃないねんから、100年に一度の寒さ、こんでいいって!来るな、ぼけぇ!!」
と、ラジオに向かって文句言ってました(相変わらず、文句はいつも日本語で・・・)。
その日は学校の授業がありました。
そのあと、私が来年いくであろう、ドイツ国立花専門学校ヴァイエンシュテファンの展示会を見に行く予定だったのです。
予定というのも、学校の授業の一環として行かなくちゃいけないものでいわば半義務です。
私は一応メリーのヨーロッパ特派員ですのでばっちり取材をと張り切って(?)おりました。
しかし、学校に着くなり、お家にカメラを忘れてきたことに気づき、愕然(メリーの日記、最近写真ないもんね・・・)。
でも、いまさらどうにもこうにもならなかったので、私はそのまま展示会に行きました。
展示会はサクッと済まし、その帰り、電車で友達と帰ったのですが、2~3駅走ったところで急に電車が停車し、
“しばらくお待ち下さい・・・。”
とのアナウンスが・・・嫌な予感。
約10分後、
“線路の故障です。この電車はこれ以上前に進みません。乗客のみなさま、ホームにて次の電車をお待ち下さい。”
やっぱり・・・よくあるねんなこういうこと・・・。ドイツの冬は電車があてにできないといいますからね。
そして、外に放り出された私を含む大勢の乗客達。
みんな、ぶーぶー文句言っています。
ドイツの郊外電車の殆どの駅はかなり簡素な作りで、乗り場は吹きっさらしの中にあります。
その日はすごく寒く、まぁ、その前から毎日寒かったけど、なんせ“100年に一度”なので外に10分とじっとしていられないような寒さ。
「勘弁してよね、まったく、私が何をしたっていうのじゃ!」
しかもアナウンスでは“5分後に電車が到着します!”とのことでしたが、その10分後、
“あと、5~7分後に到着します・・・。”
最初から15分以上かかるって、わかってたはずやろ!みたいな。
そうこうしているうちに電車が来ました。
車内かなりの混雑の中、私は一つ席を確保。
喫煙席だろうと、友達は席がとれなかろうと、そこは関西育ちの根性、いや、あつかましさ、いや、JR大阪環状線席取りバトルで鍛え上げたものを生かし、すぐさま、何食わぬ顔して座り込みました。
そして、なにげに周りを見渡すと、
「ほぉっ・・・」
電車はたった一つの線路の故障個所のせいで、混乱が混乱を呼びえらいことになっていました。
まるでラッシュ時のJR大阪環状線級の混雑ぶり。ドイツでは満員電車自体めずらしいのに。
「そんななか、私は座っている!」
なんてささやかな優越感に包まれていると、なにやらまたアナウンスが・・・。
“この電車は、この駅以降、中央駅まで停まりません。”
「えっ、待ってくれ。」
私の家の駅は、あと、3つ目なのです。中央駅は私のそれをはるかにすっ飛ばした先にあります。
「何で中央駅まで行くんじゃ!本来普通の電車をいきなり急行電車にしんといて!」
この強引さ、いきなり電車は急行扱いとなり、結局私は中央駅まで行きそこから又家方面行きの地下鉄に乗り換え帰ったのであります。
いつもなら40~50分でいけるところを、2時間もかけて帰ったのでした。
その日はまだまだ続きがあって、ちょうどその日、まだ完治していない中耳炎のために医者に行かなければなりませんでした。
いろいろありましたがたまたま予約を遅めに入れていたため、そんなに遅刻せずに済んだのでありますが、担当の先生は相も変わらず超簡単な診察の方で、
先生「耳、どう?」
私「痛みは無くなったけど、まだ、詰まっている感じです・・・」
先生「うん、それはね、そういうもんなんだ」
はぁ・・・そういうもん・・・。
先生「じゃ、見てみるね」
先生、患部を一瞬みる。
先生「よしっOK!」
えっ、もう終わりッスか?あのぉ、薬とか気をつけることとかは?
先生「まぁ、またなにか異常がでたら、予約取ってきてください」
1分、この間1分です。
はやっ。
私の中耳炎、初回は痛みがあったものの、薬を飲んでからは痛みこそなくなりましたが、でも耳鳴りや不快感はあったのです。
それなのに、2回のトータル診察時間5分弱。
処方された薬というのはバクテリアを体内で殺す、殺菌作用の薬でペニシリンだかなんだかがいっぱい入っているやつでした。
薬の注意書きのところには、
“腎臓に異常をきたす場合があります”
と書かれています・・・。
彼氏も、
「腎臓悪くなったらシャレにならんから、水いっぱい飲んどきや!」
という始末。
日本にいるときにかかった中耳炎の時はそんな薬もらったけなぁ?
国が違うと、治し方も違うのでしょうか?
とくかくここドイツでは、少なくとも私の様な症状の場合、たった5分の診察と大量殺菌薬で中耳炎を治すみたいです。
そう、ここはドイツです。そして私は日本人。
いろいろありましたがこんな日があってもいいんですよね、きっと。
私がこないだの日記を書いたあと、TVの天気予報では急にマイナスの気温表示が目立つようになりました。
“あれ??”と思うまもなく大寒波の到来で、今までよゆうぶっこいてた私は、面食らってしまいました。
それ以降、最高気温0度の日が一日あっただけで、後の日は最高気温軒並みマイナスです。
最高気温-2度とか・・・。最高気温ですよ・・・。
これから、どんどん寒くなるのでしょうねぇ~のドイツです。
日本のみなさまも、どうか体を大切に・・・。
健康がやはり第一です。
12月16日(月曜日は)私の28回目の誕生日でした。
そして、その日は私が生まれて初めてストライキで大迷惑!を経験した一日でもあるのでした。
通常、私は地下鉄に乗って仕事場まで行くのですが、16日早朝4時から24時間、ミュンヘンの公共交通機関労働組合は完全ストライキを行いました。
ただ、当日になってバスが半分くらい動いていましたが、肝心の地下鉄は入り口すら開いておらず・・・。
私は、今年取り立ての免許と彼氏に借りた車で同僚2人を拾いに行き、仕事場まで走ったのでした。
ドイツ人の方々、けっこう車に乗ると人格変わるので、怖いものがあるのですよ、私にとって。
って、いっても同僚なんかは、
“おまえも対してドイツ人と変わらへん、ハンドル握ったら充分人格かわってるで”
って言ってますけどね・・・オホホ。
その日はおめでた気分の誕生日どころでもなく、いつもの倍以上はかかった通勤時間のおかげで疲れは限界に・・・。
帰って寝るのが精一杯でした。
にしても、今年は私にとってある意味当たり年です。
運悪い事ばっかりですが、ストライキに遭遇なんて、20年以上ここドイツに住んでいる彼も経験の無かったこと・・・。
学校の100周年記念(これはいいこと?)や、その他・・・。
是非、来年は運の良い事への当たり年になってほしいものですね。
試験を受け、4週間が経とうとしていますが、私はいまだに結果待ちで
ストレスの多い毎日です。
もうすぐ、クリスマス。
みなさまよいクリスマスを!